ボリュームアップの秘訣!ふんわりヘアをキープするスタイリング法

髪 ボリュームアップ 髪の悩み

髪の根元がペタンとしてしまう、もしくは全体がなんだか重く見える…!そんなお悩みを抱えている方、いらっしゃいませんか?とくに湿度が高い日や、時間が経つとすぐにボリュームが失われてしまうのは多くの人が経験すること。

そこで今回は、軽やかでふんわりとした質感を持続させるための具体的なテクニックを一挙にご紹介します。シャンプー選びからドライ方法、スタイリング剤の選択や巻き髪テクまで、なるべく詳しくお伝えしていきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

シャンプー&トリートメントで土台作り

「最終的なスタイリングだけ頑張ればいいんじゃないの?」と思われがちですが、実はヘアケアの土台となるシャンプーやトリートメント選びがとても大切…。根元が潰れやすい原因の一つは、髪に残った不要な油分やシリコンなどが重さを生むことにあります。

ここでは、理想のベースを作るためのポイントを詳しくお話しします。

    • 軽めのシャンプーを使う
      シリコンや重めのオイル成分が多く配合されたシャンプーを使うと、仕上がりがしっとりしすぎてしまうことがあります。もちろん髪のダメージが激しい方には保湿力重視のアイテムも必要ですが、全体的にボリューム不足を感じているなら、ボリュームアップ用シャンプーやノンシリコンシャンプーを検討してみましょう。余分な皮脂を落としながらも頭皮をすっきり洗い上げ、根元からハリを出しやすくしてくれます。

     

    • トリートメントは毛先中心に
      トリートメントは髪のパサつきやダメージを補修する役割があるものの、根元までたっぷり塗ってしまうと全体が重くなり、ボリュームが出にくくなってしまうことも…。とくに髪質が細い人は注意が必要です。毛先の方が傷みが進行していることが多いので、毛先中心に塗布していきましょう。頭皮付近のボリュームを損なわないように意識しつつ、でも毛先の保湿はきちんと行うことがポイントです。

ドライヤーで根元を立ち上げる

髪 ボリュームアップ

シャンプーやトリートメントで髪を洗ったら、次はドライヤーのかけ方が勝負どころ…!ここでのひと手間が、後々のスタイリングやボリューム維持に大きく影響してきます。とくに頭皮付近が濡れたままだと髪がつぶれやすくなるうえ、雑菌も繁殖しやすい環境を作ってしまうこともあるので要注意です。

では、根元をしっかり立ち上げるためのドライテクニックを見ていきましょう。

    • タオルドライをしっかり
      ドライヤーを使う前にタオルドライをきちんと行うことで、髪に残る水分をできるだけ減らすことができます。タオルで頭を包み込み、優しく押さえるようにして水気を吸収させるのが理想。これにより、髪同士の摩擦やドライヤーの熱ダメージを最低限に抑えつつ、より素早く乾かすことができるのです。
    • 根元を立ち上げるように乾かす
      ドライヤーで乾かすときは、頭を少し下げて毛先を上に向けるか、あるいは指で根元を持ち上げながら温風を当てると◎。乾かす際は髪の流れを逆らうように、根元からしっかり風を送り込むのが大きなポイントです。こうすることで、髪の立ち上がりが良くなり、トップ付近のペタンコ感を予防できます。
    • 冷風で仕上げる
      ドライヤーの温風である程度形が決まったら、最後に冷風を当てるのがオススメ。髪が冷やされることで形状が安定し、ボリューム感や仕上がりが長持ちしやすくなります。温風のまま放置すると、せっかく作ったスタイルがダレてしまうこともあるので「仕上げの冷風」は習慣にしてみてくださいね。

スタイリング剤は軽め&キープ力のあるものを

ドライが終わったら、いよいよスタイリングの段階に入りますね。ここでも「軽さ」と「ホールド力」のバランスがとても大事になります。ベタつきの強い製品や重たいクリーム系ワックスを使うと、せっかくふんわり立ち上げた髪が下に引っ張られてしまうことも…。

そこで活用したいのがムースやスプレーといった軽い使い心地のアイテムです。ここでは上手な選び方と使い方をご紹介します。

    • ムース or スプレーを活用
      髪のボリューム感を保ちながら形を固定したいときには、ムースやハードタイプのスプレーが頼りになります。ワックスは狙った部分をピンポイントで立たせたいときに便利ですが、全体に付けると重さやベタつきが出やすいのが弱点…。ムースはエアリーな仕上がりが得意ですし、スプレーは一度の噴射で広い範囲をカバーできるので、根元からトップにかけて軽く吹きかける方法がおすすめです。使い慣れていない方は、いきなり大量に振らずに様子を見ながら量を調整していきましょう。
    • 分け目をずらす
      ついつい同じ分け目でセットしていませんか?同じ場所にばかり分け目を作ると、髪がその形状に慣れてしまい、根元がぺたりと寝てしまう原因になります。たとえば、いつも左側に分け目を作っているなら、その分け目を1~2cmほどずらしてみるだけでもトップのボリュームが変わることがあります。さり気ない変化ですが、ふんわり感アップには欠かせないポイントです。

 

巻き髪でボリュームUP!

ストレートヘアも素敵ですが、ゆるく巻いたりするとさらにリフトアップしやすいのが特徴…。とくに毛量が少ない、髪の毛が細いなどの理由で根元のボリュームが出にくい方は、コテを使った巻き髪アレンジが有効です。

ただし、巻き方にこだわらないと、せっかくのふんわり感が出づらくなってしまうこともあるので、ポイントを押さえて試してみましょう。

    • 内巻き&外巻きをミックス
      毛先をすべて内巻きにしてしまうと全体的にまとまり過ぎてしまって、重たさが生まれることも。一方、外巻きだけだとハネて見えてしまうケースがあります。そこでおすすめなのが、内巻きと外巻きを交互にミックスしていく方法です。中間から巻き始めると空気を含んだような仕上がりになり、ボリューム感がアップしやすくなります。
    • コテは32mm以上がベスト
      細いコテを使うと巻きが強くなりすぎてしまい、ヘアアイロンによる熱ダメージが大きくなるだけでなく、仕上がりの雰囲気もカールが主張しすぎることがあります。32mm程度の太めコテなら、髪全体をゆるやかに巻き上げることができて、やわらかいふんわり感が持続しやすいです。髪の長さや好みによっては38mmを使う方もいますが、持ち時間や髪質との相性をみながら最適なサイズを選びましょう。

 

仕上げに逆毛をプラス

普段のブラッシングで、髪を下に下にとかしていませんか?もっと立体感を出したいなら逆毛テクニックもぜひマスターしておきたいところ…!

ただし、やりすぎてしまうとキューティクルを傷つける恐れもあるので、あくまでも「軽く」「小刻みに」が鉄則です。仕上げにほんのひと工夫加えるだけで、大きく印象が変わってきますよ。

    • トップに軽く逆毛を立てる
      ブラシやコームを使ってトップの根元付近に逆毛を少しずつ入れていきます。表面の髪を薄く避けて、中側の髪に逆毛を作るのが自然な仕上がりのコツ。ガシガシと大きくコーミングすると髪が痛んでしまいやすいので、根元をちょっと持ち上げるようにして小刻みに動かしてみてください。これだけでトップに高さが出て、全体がエアリーな印象に近づきます。
    • スプレーで固定
      逆毛を立てた部分が崩れないように、最後は軽くスプレーを振ってキープするのがおすすめ。狙ったところに部分的に吹きかけるのはもちろん、スタイル全体に吹き付けてもOK。ただし、吹きかけすぎると重くなる可能性があるので、少しずつ噴射しながら鏡でチェックするのが良いでしょう。空気感を残しながらも形はしっかりと保持していきたいところです。

 

💡 ポイントまとめ

ここまでお伝えしたテクニックを、まとめてざっくり振り返ってみましょう。どれか一つだけでも挑戦してみると、髪のボリューム感がいつもと違う印象に変わるかもしれません。

ポイント 具体的なアクション
シャンプー&トリートメント ・軽めのシャンプーを選ぶ
・トリートメントは毛先中心
ドライヤー ・タオルドライでしっかり水分をとる
・根元を立ち上げながら乾かす
・最後は冷風でキープ
スタイリング剤 ・軽やかなムースやスプレーでホールド
・分け目をずらして立ち上がりUP
巻き髪 ・内巻きと外巻きをミックス
・32mm以上のコテで柔らかい質感
仕上げ ・トップに逆毛を立てる
・スプレーで固定して崩れにくく

 

最後に、ボリュームアップを目指す日常のヘアケアやスタイリングで注意したいことをいくつか補足しておきます。髪の質感は食生活や睡眠など、ライフスタイルとも密接に関係しているもの。しっかりと栄養をとり、規則正しい睡眠習慣を送ることで髪のハリやコシに差が出るといわれています。

また、日常的にアイロンやコテを多用する方は、負担が大きくなる分、定期的なトリートメントや頭皮ケアも意識したいところ…。あとは、湿度が高い日はどうしても髪が広がったりうねりやすくなりますが、だからといって重たいスタイリング剤をたくさん使うと、逆にボリュームダウンの原因になることもあるのでご注意くださいね。

朝しっかりスタイリングしても、夕方にはペタン…という方は、分け目を変える、スプレーで根元を持ち上げる、ブラシで軽く逆毛を入れるなど、その日のコンディションに合わせた細やかなリタッチを心がけると、夕方以降もトップのふんわり感をキープしやすくなります。

毎日のちょっとした習慣やポイントを押さえることで、立ち上がりのあるスタイルがかなり長持ちするはず…。どうぞ皆さんも、ご自身の髪質やライフスタイルに合った方法を見つけてみてくださいね。

今後は季節の変化やファッションとのバランスも楽しみながら、軽やかで品のあるヘアスタイルを目指していきましょう。きっと、朝から夜まで自信をもって過ごせるはずです!